2017年1月25日水曜日

【レポート】地域デザインカフェ Vol.43 「この浦河で、日本で一番おもしろい日を作りたい!」

 久しぶりの持ち込みデザインカフェは、プロベーシストの立花泰彦さんをカフェマスターにお迎えしてお話をお聞きしました。「この浦河で、日本で一番おもしろい日を作りたい!」「浦河ならできるんじゃない?」。人気朝ドラ「あまちゃん」のテーマ曲で一躍知られるようになった音楽家の大友良英さんとすっかり意気投合して考えた"おもしろい日"の開催は、6月3日(土)・4(日)に決定!浜町通りに歩行者天国を実現させて・・・などなど、わくわくしながらアイデア出しをしたデザインカフェでした。後日、このおもしろい日のタイトルは、通称「うらフェス」に決定♪一緒に楽しむ仲間を募りながら、早速実現に向けての準備が始まっているそうです^^
「ひがし町パーカッションアンサンブル」はご存知ですか?浦河在住のジャズベーシスト立花泰彦さんがひがし町診療所の皆さんと一緒に演奏するパーカッショングループです。
自由で迫力ある即興演奏が魅力ですが、今年開催される札幌国際芸術祭の公募プロジェクトに応募したところ、なんと98件もの応募の中から、たった5件の内のひとつに選ばれました。芸術祭期間中は、札幌の街中でのゲリラ演奏を実現してほしいとリクエストを受けているそうです。

札幌国際芸術祭への参加決定をきっかけに夢が膨らんだ!
 立花さんが、この国際芸術祭の芸術監督の大友良英さん(尊敬する旧友でもあるそうです)と久しぶりに再会したところ、「浦河ならもっと面白い祭りができるんじゃない?」と話がはずんだそうです。そこから「この浦河で、日本で一番おもしろい日を作りたい!」と夢が膨らんだそうで、今回の地域デザインカフェでは、その祭り、通称「うらフェス」のイメージを話していただきました。

浜町の路上を練り歩くマーチングバンド?音楽隊?
 「昼間はちんどんのようなマーチングバンドを編成して、手作り雑貨や飲食の出店が並ぶ浜町の路上を練り歩きます。飛び入り参加もあり!大黒座ではめったに観れない傑作を上映する映画祭を開催します。夜の文化祭ホールでは、プロのミュージシャンと子どもたちも交えた町民オーケストラの共演でフィナーレを迎えます。」

 いかがでしょう。一部の人たちだけでなく誰もが関われるような、そして「浦河が、音楽・芸術のあふれるまちであってほしい」という立花さんの願いを形にする試み。それが、浜町と大通りを舞台にした町民参加型イベント「うらフェス」です。
幸い、映画祭はすでにやりたい人が現れて実施が決まりました。町民オーケストラの募集もします。
 この日のデザインカフェでは、立花さんのイメージする「うらフェス」の話を聞いた後、参加者もみなさんからも、もっとおもしろくするためのアイデアや、便乗してやりたいことなどを出し合ってもらいました。馬車引きや木工ワークショップ、大道芸、流木アート、高校生企画、銭湯跡で芸術展示、三千人集めたい!などなど、本当にたくさんのアイデアで盛り上がりました。
楽しそうにアイデアを出していた参加者のみなさん。「おもしろそう」を形にするのは大変ですが、こうしてわいわいやっていると「できるんじゃない?」という予感が生まれてきました。

参加する前と後とで世界の見え方が一変するくらいの場を自分たちで作り出す
 大友良英さんは、『参加する前と後とで世界の見え方が一変するくらいの、そんな強烈な場を自分たちの手で作り出すことが、わたしの考える「祭り」です。』と言います。そしてその実現の可能性を浦河に見出してくれています。

 そんな一生ものの体験を、特に子どもたちにしてもらいたいと思います。今回はきっとそんな「祭り」ができると信じ、僕は事務局として協力します。しかし、そこまで何を実現できるかは、まだわかりません。力不足です。
 そこで、「強烈な場を自分たちの力で作り出す」仲間を募りたいと思います。「面白そう!」と思っていただいた方、一緒にやりませんか?ぜひ一度ご連絡ください。


うらフェス事務局 武藤拓也

うらフェス WEBサイト https://www.urafes.com/
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