2013年2月26日火曜日

「うらかわ『食』の手帖」を更新しました

浦河の食にまつわる人々の営みを伝える情報ブログ「うらかわ『食』の手帖」に新しい記事をアップしました。

10月からよく通っていた「ラーメン・餃子 まさご」。店主の大久保さんのことを、いつかちゃんと書きたいと思っていたのですが、ようやくタイミングがめぐってきました。

愛する浦河がずっと賑やかであるように―まさご

写真は私のお気に入り「味噌ミルクカレーラーメン」。この冬、なんども私の身体を暖めてくれました。


(宮浦宜子)

2013年2月25日月曜日

第3回食で地域をつなぐ講演会「世界一のチーズへの挑戦」


1月はフードデザイナーの中山晴奈さん、2月はシェフの小川智司さんをお招きし、開催してきた、「食で地域とつなぐ講演会」。3月は、北海道で世界一のチーズを生みだす生産者のお二人がゲストです。

第3回食で地域をつなぐ講演会「世界一のチーズへの挑戦」

自然の営みの深い流れと循環の中で勤労生活が営まれる共働学舎新得農場。代表の宮嶋望さん・京子さん夫妻をお招きし、 国内外で高い評価を得るチーズを生みだしてきた農場では、何を大切にしながら、ものづくりに取り組み続けているのかうかがいます。


日時|2013年3月8日(金)午後7時〜9時(開場6時半)
会場|浦河町総合文化会館 2階 アートホール(浦河町大通3丁目52 番地)

※参加無料、申込不要



宮嶋望(共働学舎新得農場 代表)

1951年前橋市生まれ。米国ウィスコンシン大学にて酪農を学んで帰国後、78年上川郡新得町に入植。共働学舎新得農場を開設、代表を務める。98年「第1回オールジャパンナチュラルチーズコンテスト」でラクレットが最高賞を受賞。2004年「第3回山のチーズオリンピック」(スイス)で「さくら」が金賞を受けたほか、数多くの国際賞を受賞している。NPO法人「共働学舎」副理事長。NPO法人「新月の木国際協会」副理事長。


○共働学舎ホームページ
http://www.kyodogakusha.org/

○共働学舎Facebookページ
https://www.facebook.com/kyodogakusha.cheese.sales

○主催 うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
TEL 0146-22-5123
email urakawa.tsunagu@gmail.com

2013年2月23日土曜日

小川シェフによる『第2回食で地域をつなぐ講習会』

オリーブオイル選びも・・・「みなさんが日常使いしているものにしましょうか」と選択。
試食に使用する食材はすべて、浦河町内で買いました。

わけありリンゴと、シソの葉、大根、レモンに練りワサビなど、
買い物かごに入った食材はたったのこれだけ。

バルサミコ酢はあったけど、う~ん・・・バジルもペッパーも使わないそうです。


菅農園さんのハネ物のイチゴと三協水産さんの銀聖スモークサーモン。
そして浦河産のツブは、どのフルーツとの組み合わせになるのでしょうか?


ミカンは皮をきれいに剥きひと房ずつに分けて、タコと組み合わせるようです。
お手伝いをお願いした主婦の方と一緒に和気あいあいと楽しい調理時間でした。


「幸せな食卓」が広がる前に、「幸せな調理場」です ^ ^


不揃いのイチゴたちも、オーブンで焼き上がって出番待ちです。
大根を切っているシェフが使用中の包丁は、ここの調理場にあったものでしたが、
その切れないことと言ったら…。もう少し、良い備品も欲しいですね、浦河町~。笑

こんな風に青少年ホームの調理場で作られた小川シェフのお料理ですが・・・
実は写真を撮るのを忘れていました!

でも、参加者の皆さまの中からこの日のお料理を紹介してくださっていた菅農園さんのブログ 「菅農園4代目の日記」 を発見!こちらでおいしそうなワンプレート3品をご覧いただけます。(菅さん、おいしいイチゴも写真もありがとうございました!)


さあ!こうして、参加者の方々にはサプライズでもあった“おいしい試食付き”の講演会でしたが、ご参加いただいた皆さまからは本当に喜んでいただけたようです。

「いやぁー。うらやましかったなぁ。俺らの仕事も、きっとおいしく食べてもらえると思いながら一生懸命に作るんだけど、美味しい顔を直接見る機会は少ないんだよねぇ。」
講演会の途中で止む無く退席された池田さん(池田鮮魚店)が、翌日に協議会メンバーの一人にこんなことを話されていたそうです。

小川シェフはもちろんですが、参加者のみなさんと一緒に、この日のタイトル通りの「幸せな食卓をつくる」ことができた講演会になりました。ありがとうございました。
(小山祥子)

講演会終了後の感想よりいくつかご紹介・・・

「お話の全体像は調理人としてというより、深ーい人生訓のような印象を受けさせていただきました。ごちそう様。」 
「人を喜ばせる心とストイックさ。学ぶことがたくさんありました。初めてリンゴを使った料理を美味しく食べれました。」 
「明日から違った自分になれそうです。今日はありがとうございました。」 
「小川シェフの料理に対するおもいや人に喜んでもらうという気持ちが伝わってきて、とても幸せな気持ちになりました。浦河の食材を使った料理、最高に美味しかったです!」
「今日は美味しいお料理ありがとうございました。毎日の料理、素材を大事に調理していきたいなぁと思いました。子どもたちの心と舌に残る食事を食べさせていけたらなぁと思いました。今日の料理、家族に食べさせたかったです!!」

2013年2月19日火曜日

ご参加ありがとうございました!

小川シェフをお迎えしての、第2回『地域を食でつなぐ講演会』。
70名ほどの参加者の皆さまと一緒に、小川シェフのお話をうかがいました。

「幸せな食卓をつくる」ために、日々実行していることの数々。大切にしている思いを紹介していただいたシェフのお話はもちろんですが、会場で大きくうなずきながら聞いていた参加者の方々の姿も印象的な講演会でした。
途中で試食した3品のお料理は、すべて浦河で普通に調達できる食材だけを使ったもの。おいしい食卓は、特別な食材でなくとも可能なんですね。


レシピもなし。「魚介と果物の組み合わせでいきましょうか」と、私たちと同じようにスーパーで食材を選びながら、ライブ感覚でこの日の料理をイメージしていらっしゃいました。


選んだ食材は、つぶ・タコ・スモークサーモンに、みかん・りんご・いちごなど。
「バジルよりもシソの葉にしましょうか。」と、調味料も含めて全て、私たちが普通に町内で購入できる食材ばかりでした。

つづく

2013年2月18日月曜日

第2回 食で地域をつなぐ講演会

「幸せな食卓をつくる」


 
札幌から小川シェフをお迎えしてお話をいただく講演会は、いよいよ本日です!

浦河到着後は、地元のスーパーに出かけて食材を購入。町の人が普通に手に入る食材を使って、数品の試食ができるようなイメージで準備を進めているところです。

食材の候補としては、春いちごとタコとつぶとサーモン。どんな仕上がりになるのでしょうか。

ほんの一口サイズの試食ですが、こちらも楽しみな講演会となります。










食つなの若い二人。朝から事務所にて今日の準備に奮闘中~!
今日は札幌からお出で下さる方もいらっしゃるようです。

浦河町生涯学習センターにて、
今夜19:00からの開催です。
お近くの皆さま、どうぞお運びください。

(小山祥子)



2013年2月12日火曜日

中山晴奈さんとめぐる「浦河『食』資源ツアー」

1月21日(月)、町内外から60人もの参加者を迎えて、盛況のうちに終了した「食で地域をつなぐ講演会」。講演会の目的は、フードデザイナーである中山晴奈さんの「知」を、浦河の人々と共有したい、ということでしたが、もうひとつの目的は、中山さんに、浦河の「食」について、深く知ってもらう、ということでした。

実は、今回の講演会が実現したきっかけは、中山さん自身が浦河へ関心を持ってくれたことでした。何か浦河と接点を持ってもらえるかも知れないと、10月に東京でお会いして、浦河の食の魅力について話した後に、「仕事ではなくても、一度浦河に行ってみたい」と、中山さんのほうから言ってくださったことから、講演会をして頂くことにつながったのです。

なので、今回は、中山さんに浦河の食にまつわる資源にできるだけ触れてもらえるように、「うらかわ『食』資源ツアー」とでも言えるようなコースを考え、いろいろな場所にお連れし、いろいろな人に会って頂きました。以下、実際のコースをご紹介していきます。

中山さんは19日(土)の昼すぎに浦河に到着しました。まずは、ランチをと、最初にお連れしたのは「(1)ぱんぱかぱん」。穏やかな冬の海の見える窓ぎわに座り、穏やかな海を眺めながら、以西さんが焼くパンとホロシリ牛乳を。お客さんが手みやげに持ってきた越冬キャベツを使ったスープをお裾分け頂くというハプニングまであり、「もしここで、突然東京に帰らなきゃいけなくなっても、満足かも知れない」と思わずもらすほど。

次は、浦河の磯場屋さんへ。「(2)川潟商店では、前浜で穫れた豊かな魚の品揃えにびっくり。川潟家のご主人、奥さん、息子さんの3人が、中山さんに、かわるがわる魚の話を。中山さんは、海風で干物をつくっていることや、今朝揚がっておろしたばかりのタラの身が、本当につややかなことに驚いていました。その後、お邪魔した「(3)池田鮮魚店では、魚はほとんど売れてしまっていたのですが、ご主人からこれまで3年続けてきた「(4)磯場屋学校の話を。

地元では当たり前でも、本州の人にとっては珍しい品揃え
そのあとは「(5)三協水産へ。網元を継ぐために、東京から戻ってきた小西哲平さんから、北海道の鮭についてや、事業の話をいろいろと。中山さんは、漁業自体の存続が厳しい地域のこともよく知っているので、浦河の漁業が「生きている」ことにとても希望を感じていたようでした。
地域による鮭の特徴の違いをカタログを使って説明
そして、最初の夜は、まずは漁師町の家庭料理をとことん味わってもらうため(6)元割烹旅館のおかみさんの家、塚田家を訪問。中山さんは、はじめて食べた(7)飯寿司の味の複雑さに驚き、たちポン酢(タラの白子)の新鮮さに驚き、地場の魚の豊富さに驚いていました。地元の魚づくしの食卓を囲みながら、もうすぐ80歳になる雅子さんから、今でも浦河に移住してきた塚田家の初代の奥さんが漬けた飯寿司の香りが忘れられないことなど、家の味をつなぐことについての興味深い話を聞くことができました。
はじめての飯寿司体験
2日目の朝、さまざまな飯寿司を漬けているという(8)町のお母さんの家に、お話を伺いに行きました。お母さんの半生、若い頃に山に入殖した頃の話は、中山さんにとってだけではなく、北海道で生まれ育った私や協議会メンバーの小山祥子さんにとっても、心揺さぶられるようなお話でした。山から浦河の町におりてきた後に、見よう見まねでつくりはじめたという飯寿司。サメガレイと秋鮭、ヤマメとイワナをそれぞれ一緒に漬けたものを味見させて頂きました。特にサメガレイは、ほとんどチーズのように思えるような味で、発酵の力のすごさに、衝撃を受けました。

午後は、協議会メンバーである冨岡さんの牧場「(9)リチェズ・ヒルズ」へ。絞ったばかりの牛乳を味見させてもらったり、家畜人工授精士である冨岡さんに、交配についての話を聞かせてもらったりしました。中山さんも、現在乳製品の会社とお仕事をしていることもあり、話が弾みました。
乳牛たちのプロフィールの前で繁殖についてのお話
その後は、牧場の中にあるレストラン「(10)エヤム」でパスタランチ。私たちが最後のお客だったこともあり、仕事を終えた後の小野里さんと、少しの時間、お話することができました。調理に集中できるように、スタッフは全員、身体にぴったりあったエプロンを制服としてオーダーする、という最初の話だけでも、小野里さんの、食に向き合う真摯な気持ちが伝わってくる濃密な時間でした。

浦河の夜、二晩目は、協議会メンバーによる歓迎会を「(11)味処三之助」にて。板前さんの手による、浦河産の新鮮な魚介類を堪能してもらいました。また、日中訪問したリチェズ・ヒルズの冨岡さんは、初乳でしかつくれないという牛乳豆腐を持参して参加。はじめての味わいに中山さんも大興奮でした。
ほっけの背骨までしっかり味わう中山さん
3日目の朝は、「(12)日高中央漁協組合の市場でセリを見学。市場によっては、部外者の立ち入りができないところもありますが、ここではいつも快く立ち会わせてもらうことができます。昨年デビューした若きセリ人や、仲買人や魚屋さんと直接話をして頂くことができました。

磯場屋さんたちも楽しそうに説明してくれます
浦河町立第一中学校での授業を終えた後は「(13)まさご」へ。短い時間でしたが、地元の食材をつかったオリジナル餃子を開発し、全国をターゲットに販売する、浦河の食の起業家と、情報交換してもらうことができました。

講演会を終えた4日目は、講演会にあわせて浦河を訪れてくれた、私と中山さんの共通の友人、NPO法人ETIC(社会起業家の育成を支援するNPO)の辰巳さんとの3人で、1日自由に過ごしました。乗馬公園で乗馬を楽しんだ後に「(14)CO・CO・A」へ。小中学生の放課後の居場所になっているこのお店にある「食」は駄菓子。何をするともなく、ここにいるという子どもたちのモードが場にしみ込んでいるのか、気付けば大のおとな3人もそれぞれに、雑誌をめくったり、青木さんと話したり、ぼーっとしたり。次は、辰巳さんがぜひ行きたいというので「ぱんぱかぱん」を再訪。ここでもまた海を眺めながら、のんびり。閉館間際に浦河町立郷土博物館浦河馬事資料館を駆足で観た後、冷えた身体を暖めに「(15)カフェアッシュ」へ。私が打ち合わせで抜けていた間、中山さんと友人は、美味しいコーヒーを飲みながら、リラックスして馬道さんのマンガ・コレクションを読みふけっていました。この1日のことを、辰巳さんは「自分ちのようにくつろいでしまえる空間がつくれる女性が3人もいる町」と後で記してくれました。

数えてみたら15アイテムもあった「浦河『食』資源ツアー」でしたが、まだまだ連れていきたい場所、会わせたい人はたくさんいるのです。今回のツアーをベースにもっと充実させて行きたいです。(宮浦宜子)

*2013/2/13  「まさご」を追加しました。

小川シェフとの講演会打ち合わせ

2月10日(日)、札幌にて、次回の「食で地域をつなぐ講演会」のゲストであるシェフの小川智司さんと打ち合わせをしてきました。

「幸せな食卓をつくる」という講演会のテーマは、1月にリストランテテルツィーナにて、協議会メンバーの小山さんたちと一緒にコース料理を頂いた時の食べ手としての実感、その後、小川さんから聞いたつくり手としての意識、それらをほぼそのまま言葉にしたものです。2時間近く続く幸せな時間を実際に味わった後に、そういう時間は小川さんの調理に対する考え方やプロとしての矜持、その料理に関わる人々との関係性により生まれてきていることがわかり、私たちは驚くとともに、とても感激しました。

小川さんとの打ち合わせでは、私たちが体験した、その驚きと感激を、講演会に参加してくださる人々と、できるだけ近いかたちで共有するには、どういうやり方があるだろう、ということで、いろいろ相談してきました。また「幸せな食卓をつくる」には、特別な技術や素材がなくてもできる、ということを、実感して頂けるような仕掛けも用意しています。

穫る人、育てる人、商う人、つくる人、そして食べる人。「幸せな食卓」を願う全ての人の参加をお待ちしています。ぜひ、お運びください。
(宮浦宜子)

食で地域をつなぐ講演会「幸せな食卓をつくる」

「人に喜んでもらうことが好きだから、料理をつくることを仕事に選んだ」というシェフの小川智司さんをお招きし、プロの料理人として考えていること、実践していることをうかがいながら、誰かのために料理をする人すべてに共通する「幸せな食卓をつくる」ために大切なことについて考えます。みなさまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

日時|2013年 2月18日(月)午後7時〜9時(開場6時半)
会場|浦河町生涯学習センター 第一・第二会議室(浦河町築地1丁目156番地1
※参加無料、申込不要(ただし、Facebookイベントでの参加表明は大歓迎です。)

小川智司(リストランテ テルツィーナ 料理長)
1980年生まれ。十勝新得町出身。調理師学校を卒業後、23歳の若さでイタリア料理店「リストランテ・テルツィーナ」の料理長に抜擢され、現在にいたる。また、調理師専門学校の講師やレシピ提供、メニュー作成・開発等のフードコンサルタント、食育実践事業の講師など、幅広く活動している。














2013年2月8日金曜日

ご当地グルメから学ぶ 日高観光セミナーのご案内

日高管内観光連盟が主催。日高振興局と日高信用金庫が共催するセミナーのご案内をいただきましたのでご紹介。

『日高観光セミナー』 と題する講演会。
2月20日(水) 13:00~16:00
 
浦河町総合文化会館 3階 ふれあいホール
参加費 無料 *事前申し込みが必要(2/8まで)

 

  
夏に集中している観光客の大半が日帰り客という日高の観光の現状を打破するために、「食」に関する取り組みからリピーターを増やそうとの勉強会。

講師は、拔山嘉友(ぬきやまよしとも)さん。
ご当地グルメ「オホーツク北見塩やきそば」の開発者のお一人だそうです。

当日は、管内の「食」に関する取り組みの一つとして、日高地域パエリア協議会が現在開発中という 『日高パエリア』 の試食会もあるそうです。
日高の食材で調理するパエリア!きっと美味しいでしょうね~。

参加希望の方は、今日中にお申し込みを!(定員は100名とのことです。)


ちなみに、この案内を持参してくれたのは日高信金で働く青年の一人。青年会議所にも所属しながら、「うらこん」の実行委員でもあるNくん。頑張って!
(小山祥子)


2013年2月7日木曜日

第2回 地域デザインカフェ

 昨夜、第2回 『地域デザインカフェ』 が文化会館の団体活動室で開催されました。
今回はどんな方々が集まってくれるのかと、初回と違う席の配置を工夫しながら事前準備を始めた協議会メンバー。開催時間の7時にはまだ空席があった会場でしたが、終了時間には26名の参加者でほぼ満席状態。参加者の皆さまからは、「有意義な時間でした。」 「楽しかった~!」といったうれしい感想の声も聞こえていましたが、3月6日に予定されている次回の 『地域デザインカフェ』 も、今からとても楽しみです。
  
前回に引き続き村下知宏くんから実際に彼が訪れたことのある弓削島(ゆげしま)、岩城島(いわぎじま)、家島(いえしま)の3ケ所の事例を、スライド写真を見ながら紹介してもらいました。

四国方面には、本当に小さな島がたくさんあるのですね。そこで暮らす、私たちと同じような人口1万人前後の小さな町の人々の、小商いの実例紹介ともいえるような地域の取り組みについて、とても興味深く聞かせてもらいました。

先月からスタートした 『地域デザインカフェ』 は、新しい出会いや発見を共有しながら、協議会の名前に込めた思いのように「つながる場」になっていきそうです。
        
昨夜の参加者のみなさんのなかには、浦河への移住者、自営業者、役場職員、振興局職員、そして、Uターン組の浦河町民の方も数人。隣町の学芸員の方は、新聞で協議会活動の記事を読んで足を運んでくれました。


つなぐ役割を担って活躍中の当協議会研修生の宮浦宜子さんからも、札幌のバール(イタリアではカフェのことこう言うそうです)で出会った 江丹別の青いチーズ(えたんべつ) について紹介をしてもらいました。

少ない数の牛しか飼っていないそうですが、機械を使わず手間暇かけて丹精に作るチーズは 、「大好きなふるさと江丹別の魅力をチーズという形で表現したい」 という作り手の思いから生まれたもの。JAL国際線のファーストクラスにも採用されて人気急上昇中のため、なかなか入手できないというこのブルーチーズを生産しているのは、伊勢昇平さんという若い方だそうです。

村下くんと宮浦さんの事例で紹介された小さな町で生みだされている商品は、とても魅力的で私も取り寄せてみたいと思いました。


異業種のメンバーで構成されている当協議会ですが、昨夜の進行役は社会福祉協議会勤務の石黒さんが担当。ファシリテーションの手法も利用しながら、わかりやすくまとめてくれていました。

最後の告知タイムには、協議会代表の小山から、2月18日(月)の第2回「食で地域をつなぐ講演会」および、3月6日(水)の第3回地域デザインカフェ、3月8日(金)の第3回「「食で地域をつなぐ講演会」のお知らせをさせていただきました。みなさん、今から予定しておいていただけるとうれしいです。


事例発表の終了後は、参加者全員の簡単な自己紹介と一言コメントをいただいています。ここでも、みなさんが改めてつながっているのかもしれませんね。会場の片づけをしながら、それぞれ名刺交換をしたり談話したり、夜の繁華街に流れたり~ ^^

農水省の助成金を受け、研修生を迎えて活動する 『うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会』 の活動期間は昨年10月からの6ヶ月間です。残り、あと2ヶ月を切りましたが、この半年間の活動に責任を持ちつつ、4月以降の活動も視野に入れながらの取り組みを続けています。
(小山祥子)

2013年2月2日土曜日

プロの料理人に「幸せな食卓をつくる」ことについて聞く。2/18(月)講演会開催。

来る2月18日(月)、第2回「食で地域をつなぐ講演会」を開催いたします。

「人に喜んでもらうことが好きだから、料理をつくることを仕事に選んだ」というシェフの小川智司さんをお招きし、プロの料理人として考えていること、実践していることをうかがいながら、誰かのために料理をする人すべてに共通する「幸せな食卓をつくる」ために大切なことについて考えます。みなさまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

日時|2013年 2月18日(月)午後7時〜9時(開場6時半)
会場|浦河町生涯学習センター 第一・第二会議室(浦河町築地1丁目156番地1
※参加無料、申込不要(ただし、Facebookイベントでの参加表明は大歓迎です。https://www.facebook.com/events/445347632202692/)

小川智司(リストランテ テルツィーナ 料理長)
1980年生まれ。十勝新得町出身。調理師学校を卒業後、23歳の若さでイタリア料理店「リストランテ・テルツィーナ」の料理長に抜擢され、現在にいたる。また、調理師専門学校の講師やレシピ提供、メニュー作成・開発等のフードコンサルタント、食育実践事業の講師など、幅広く活動している。












新ブログ「うらかわ『食』の手帖(β版)」開設

昨年末に1月の開設を予告していました新しいブログ「うらかわ『食』の手帖」。

ブログシステム上の問題が解決できず、トップページの表示が崩れた状態ではあるのですが、とりいそぎβ(ベータ)版として仮リリースいたします。

「うらかわ『食』の手帖(β版)」http://urakawanote.blogspot.jp/

「うらかわ『食』の手帖」は、浦河の「食」にまつわるいろいろな風景を様々な切り口で伝えていこうとするものです。穫ること、育てること、商うこと、つくること、食べること。食にまつわる人々の営みに焦点をあてて、紹介していきます。現在、3件の記事をアップしています。

海の恵みを頂く仕事―三協水産
―自然ととても近しい漁業という仕事について。

家族でつくる味―池田家の飯寿司づくり
―郷土食である飯寿司づくりから見えてくることについて。

自分の持てるものでつくる店―アッシュ
―浦河でカフェをはじめるということについて。


今後は毎月3件のペースで、記事を追加していく予定です。どうぞ、お楽しみに。
(宮浦宜子)

2月の協議会活動に向けて

昨夜は当協議会の全体ミーティングでした。


1月の活動報告を含め、2月6日(水)の 『地域デザインカフェ』と、2月18日(月)に開催する 『食で地域をつなぐ講演会』 に向けての情報共有および確認などを行いました。

いつも予定時間よりもうーんと長引いてしまう白熱ミーティングですが、反省も含めて、昨日は村下くん作成のタイムスケジュールに沿って進行。 


なんと!見事に設定スケジュール通りに終了できたので、みんな早めに帰宅できました~。事前の事務局ミーティングの成果が出ましたね、村下くん。ご苦労様でした!隣町から参加してくれる櫻井さん(キッチンサイドファーム)さんも、昨夜は11時前には自宅に帰れたことでしょう。あっ、新婚さんの石黒さんも早めに帰宅できて良かったよかった^^


さて、2月の講演会のポスターも完成。来週から、町内にお目見えする予定です。


今回の講演会のタイトルは、「幸せな食卓をつくる」 です。 どうぞ、ご予定下さい。
ちなみに、3月の講演会は、3月8日(金)。新得共働学舎の宮嶋望さんをお招きしてお話していただきます。こちらもお楽しみに!

(小山祥子)

2013年2月1日金曜日

第2回 「地域デザインカフェ」と「食で地域をつなぐ講演会」

今日から2月もスタート!
「うらかわ食つな」が研修生を得て活動する半年間の期間も、残すところあと2ヶ月。
10月からの活動を通じて生まれた新しいつながりはもちろん、みなさんと共有できることにより育ちつつある、このワクワク感を大切にしながら頑張りたいと思います^^


今月も、第1水曜日の夜、2月6日(水)に第2回 『地域デザインカフェ』。
そして、2月18日(月)には 第2回 『食で地域をつなぐ講演会』 を開催します。
どうぞ、今からスケジュールの調整をお願いします ♪

先ずは、若い村下くんが主に担当している 『地域デザインカフェ』。

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ヨソに学ぶ地域デザインのコツ!

全国の面白い地域の取り組みを食つなメンバーがご紹介。
「それじゃあ、浦河だったら何できる?」をゆるーく話す会の第2弾です。

日時  平成25年2月6日(水)19時~21時00
会場  浦河町総合文化会館 団体活動室
参加費 無料

第2回のテーマは「島の商い」
今、全国各地の離島の取り組みが熱い!
今回は瀬戸内海に浮かぶいくつかの島々の取り組みを紹介します。
「商品開発はみんなのアイデアで!島に大学を?」「おばちゃんたちの底力。家みたいな島の商品開発?」などユニークな商品開発の取り組みをご紹介します。

「"まちづくり"と言われてもよくわからないし・・・。」
「勉強会みたいなのはちょっと苦手」
といった方も、旅行記を聞くような軽い気持ちで是非ご参加いただければと思います!!

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昨夜のTV番組・カンブリア宮殿でも地域デザインについての紹介がされていましたね。私たちの 『地域デザインカフェ』 でも具体的な事例などを共有しながら、参加者のみなさんと一緒に楽しいカフェの場を持ちたいと思います。


「幸せな食卓をつくる」 と題しての、第2回 『食で地域をつなぐ講演会』 も日時が決まりましたのでお知らせします。

札幌からイタリアンレストラン・リストランテ テルツィーナ (http://www.terzina.com/) のシェフ・小川智司さんをお招きしてプロの料理人として考えていること、実践していることをお話していただきます。料理をする人すべてに共通する「幸せな食卓をつくる」ために大切なことについて、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
 

日時  2月18日(月)19時~21時
会場  浦河町生涯学習センター 第1・2会議室 (浦河町築地1丁目156番地)     

「人に喜んでもらえることが好きだから、料理をつくることを仕事に選んだ」というシェフの小川智司さんは十勝の新得町のご出身。調理師学校を卒業後、23歳の若さでリストランテ テルツィーナの料理長に抜擢されて以来、現在に至ります。

当日はお話だけでなく、ほんの少しですが、小川シェフのお料理も、参加者のみなさんに味わっていただけるようにと準備をすすめている協議会です。
お楽しみに ♪ (小山祥子)