2013年1月28日月曜日

第1回「食で地域をつなぐ講演会」参加者感想

協議会メンバーおよびゲストを除いても、およそ50人もの参加者を得た今回の講演会。参加者の皆様からの寄せていただいた感想を、村下くんがタイピングしてくれました。皆さまにご紹介させていただきます。
浦河初日の夜。初めて食べる飯寿司を口にして
「うまい・・・」と、満面の笑顔の中山晴奈さん^^
  • 物は考えようで工夫しだいで活性化が出来るんだと気づきました。 “食“のこと、よく考えている食いしん坊な自分にも改めて気づきました。
  • 面白かったです! 「食=メディア=接着剤」「着地型観光」「地元の人を巻き込みたい」のキーワードに四角マークが3重位ついてます。ピンチョスってお皿にとって食べるんですか?それとも一コだけ取って飲みながら食べる?
  • ケータリングの「ピクニック」ウェディング」楽しそうでいいなぁと思いました。いろいろ勉強になりました。参加してよかったです。
  • 自分のやりたい事をフードデザインという仕事にするのに、たくさんの光と影があったことと思います。とてもいい学びでした。今日があってよかったです。
  • 以前レストランで働いていた頃を思い出しました。「食」は私の永遠のテーマです。食べる場所や見える景色、一緒に食べる人がつくる「食のまほう」という言葉が印象的でした。地域をつなぐ方法は色々勉強してみたいですね。私は横浜と津別をつなげたいです。(オーガニック牛乳を知って欲しくて)浦河じゃなくてゴメンなさい。
  • 今日はとても楽しみにしていました。フードデザインを通して、ストーリーをデザインしているのかな、と思い大変共感いたしました。ありがとうございました。
  • 先日、ニンジンを星形にしてクリームシチューに入れて子ども達(3人)に出したのですが、無反応でガッカリ・・・。(中山さんのお話のイントロダクションを聞いて思い出しました)楽しく食と関わる難しさを痛感中です(笑)今日はありがとうございました。
  • 常識にとらわれない、発想、視点がステキだなぁと感じました。浦河の良さをもっともっと感じていきたいと思います。
  • 最後に話されたこれといったもの(名産)がないというのは逆にたくさんあるという贅沢な悩みと言われていたのが新鮮な印象でした。ただ、そのアプローチが難しいと思ったので、もっと話を聞きたかったです。
  • 街が食を生み出すのではなく、食が街を造るという考えを大事にしていきたいです。
  • ありがとうございました。美味しそうに盛りつけられた一品の料理たちが素敵です。勉強になりました。
  • 「食は人と人をつなぐこと」共感です。
  •  常識にとらわれないフードデザインが面白いと思いました。日高の食材でも何かできないかと考えることができました。
  •  食に関してあまり真剣に考えていなかったんですけど、今回の講演でいい勉強になりました。ありがとうございます。
  • 今日はありがとうございます!ケータリングのレシピ本、写真集出たら買います!!浦河のよいところ、気づかせてもらいありがとうございます。でも地元のスーパーではカラーピーマンも手に入らないことも多いのです・・・。生ハーブなんて夢のまた夢・・・・。
  • 今日はとてもキレイな写真とすてきなお話で、目と耳で楽しませていただきました。ピンチョスがすごく美味しそうで、何でも串に刺して食べてしまいそうです。
  •  “デザイン”という言葉の概念をかえなくちゃいけないですね。でも分かりやすい日本語ってないでしょうか?
  •  「フード」と「風土」素晴らしいです。ありがとうございます。
  • ワインのイベント、魅力のあるイベントですね。鳥の食べる素材の食品おいしそう。「ハーブ&ドロシー」というドキュメンタリー映画を、今度、大黒座で無料でやります。美術の話も是非機会があれば聞きたいです。  ありがとうございました。
  •  たしか浜中町だったと思うのですが、「ファームデザインズ」という酪農家のレストランを思い出しました。乳牛の牧場なので乳製品のチーズなどをを主とした食品の加工ですが、中山さんの風土デザインとは全く別の分野だと思います。できればこの地域の食材で中山さんのケータリングをいただいてみたいです。(四季折々で四回)ありがとうございます。
  • 今日はありがとうございました。食はメディアになるという言葉が印象的でした。食は料理だけではないということにも共感しました。今日の事例も参考になりました。
  • 食べ物、景色、一緒にいいる人、全部あわせて「おいしい」なんだな~と思いました。ありがとうございました。


40名の参加者で、大いに盛り上がった講演会終了後の交流会の様子です。中には、この日の講演会を楽しみに待っていたと話してくれた若いお母さん方も数人いらっしゃいました。この日ばかりは、こどもをご主人に預けて参加して下さったそうですが、迷った末に参加して下さった交流会の方も、本当に楽しそうで良かったよかった。また、一緒に勉強しましょう^^
(小山祥子)

2013年1月24日木曜日

講演会終了後に

「昨日の講演会のパンフレットとかはないんですか?」
仕事での訪問先や、事務局へのお電話でのお問い合わせをいただきました。

「残念ながら、都合で参加できなくて残念でした!」という方からも声をかけていただきましたが、講演会終了後に新聞で紹介された記事を読まれて、やっぱり行きたかったと改めて思ってくださった方もいたようです。

 
すっかり浦河が好きになって、「また来ます!」という言葉を残して帰られたフードデザイナーの中山さ~ん。北海道から東京に帰られた後、すぐに九州に飛んでいらっしゃったようですが、浦河からのリクエストの声は届いていますか?(笑)

「食べ物は口コミによって広がります。」
「風土とフード」

中山さんの講演の中から私のドキドキしたメッセージの中で、いちばんのお気に入りの言葉がこれです。

「 『食』 は魔法がかけられるはず」

『フードデザイナー』 の方が持つ新しい視点とのつながりを得た浦河には、魔法がかかったかな?またお会い出来ることを楽しみにしています。そして、次は町の人と一緒にデザインしたいですね ♪

「食で地域をつなぐ講演会」を開催しました!

1月21日、”うらかわ食で地域をつなぐ協議会”で主催する初の大きなイベント、
「食で地域をつなぐ講演会」を開催しました。

講師は東京在住のフードデザイナーの中山晴奈さん。
研修生の宮浦さんのネットワーク、そして彼女が発信し続けた浦河の(美味しそうな)魅力によって、お呼びすることができました!
多種多様な方たちにご参加いただきました。町外からご参加の方も!

テーマは「食を通じたコミュニティづくり」
「フードデザイナー」というお仕事の持つ意味や役割を中心に
「食」が地域で果たすことの出来ることについてお話していただきました。


講師の中山晴奈さん。浦河の人達はキャラが濃い!
とのコメントには会場から笑いが

中山さんが全国で得た経験をもとに、
食によって人がつながり、地域を盛り上げるこ
とができる!という話に参加された皆さんは食い入るように聞いていました。



ワークショップでは和気藹々と色々な話が飛び交いました

「人生の中で一番思い出に残っている食の風景」について考えるプチワークショップも。
食べたものだけではなく、”どんな時に”
、”どこで”、”誰と”、そして”何故記憶に残ってるのか”

そんな切り口で記憶を探る中で、
”美味しさ”だけではない食の意味を考えることができました。





お腹を満たしたり、味わうだけではなく、「食は人と人の接着剤になることができる」という中山さんの言葉に深く頷いてくださった参加者の皆様と一緒に、これから浦河の「食」で地域を一緒についないでいけたらなと思います。

(事務局:村下)

2013年1月21日月曜日

講演日の朝 ー 漁業市場にて朝競り見学

中山さんが浦河を訪れて迎えた初めての朝。
宮浦さんの案内で、浦河の魚市場(日高中央漁業組合)の朝競りを見学に行きました。

仲買人たちの屋号と名前が書かれている
木札を見上げている中山さんと笠原さん
合わせて4人の見学者。
お一人は、講演をお願いしたフードデザイナーの中山晴奈さん。http://duestudies.com/interview21_1.html


そして、「起業家精神による東北の復興を!」と震災復興支援「右腕プロジェクト」 に取り組んでいる、NPO法人ETICの辰巳真理子さん。
http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/


もう一人が、当協議会で研修生募集の求人をお願いした記事担当者の、株式会社シゴトヒトの笠原名々子さん。
http://shigoto100.com/sankan/


宮浦さんを含め、若くて都会的な女性の突然の訪問を受けて、週明けの魚市場の男性たちもなんだか嬉しそう!「今日はなんだ?何かあるのか?」と、顔なじみの私に声をかける磯場屋さんもいましたよ。


競り人たちの横からそっと様子を見ていた中山さん

魚箱に入れられて並んでいたのは、マツカワ、ヤナギノマイ、クロソイ、オイランカレイ、つぶ、ホッケ・・・などなど。 

そう多くはなかったこの日の水揚げ量の朝競りでしたが、磯場屋のみなさんに混じって、とても楽しそうに見学および取材をされていた姿が印象的でした。       
 フードデザイナーとして活躍し、他の地域の情報も持っている中山さんから、「浦河の漁港は生きている」というような感想を聞いてとてもうれしく思いました。ヨソの人から見えた浦河に嬉しい評価をいただくと、普段なら閉塞感ばかりを感じてしまいそうな心の向きさえ、希望を持てる方向へと変わってしまいます。褒めてもらうことって、力に変るのですね^^

若い競り人の方から説明を受けている4人

食材、調理、食事・・・
こうしてゲストを迎えたりして最近思うことは、わたしたち自身がもっと町の「食」を知りたいということです。

漁師さん。農家さん。仲買人さん。販売店さん。料理人さん。お母さん。そして、食事をする私たち自身。

磯場屋さんたちの控室にて。インタビュー
「食」を通じてつながっていく色々に、なんだか希望を感じます。
だって、ほら!「食」のまわりには笑顔がいっぱいなんですから^^ 
(小山祥子)

2013年1月15日火曜日

講演会ポスター

「食つな」主催の第1回講演会の期日が迫ってきました。
研修生の宮浦さんが作成してくれたすてきなポスターがこちら!




中山晴奈さんの『フードデザイナー』のお仕事ってどんなかな?どんなお話をきかせていただけるのかな?と、今からワクワクしています。
1月21日(月)の講演会、楽しみですね。
(小山祥子)

2013年1月14日月曜日

“日本住みたい田舎” に浦河が!

「ランキングされているんですよ。」
 
講演会の準備に事務局を訪れた際に、『いなか暮らしの本』 を手にしながら嬉しそうに報告してくれた村下くん。見えないところでアンテナを張り巡らしながら、数々の情報をチェックして教えてくれるのです。ありがとう、若者! 

この本のベストランキングに「浦河町」が! 
どれどれ・・・と、見せてもらうと。


ふむふむ。確かに。総合ランキングでは?
おー!!70位ではありませんかー♪


お試し体験の施設数では日本で2位!

浦河で移住体験をしてみたいと希望する方々はたくさんいて、抽選で決められているほどの人気です。お試し体験ができる住宅の数が増えるだけで、総合ランキングがアップするのはもちろん、“施設数では日本一!”というのも、全然夢ではなさそうですね。

私たちも、実際に何人もの方々からご相談を受けましたが、体験移住を終えて浦河への移住を決意したものの、住宅探しに苦慮している方がたくさんいらっしゃいます。一方で、空き家も増えている現実がありますが、このことも、今の浦河町が抱えている課題のひとつです。つながって欲しいですね。
(小山祥子)

2013年1月10日木曜日

1/21(月)食で地域をつなぐ講演会を開催します!



来る1月21日(月)、「食で地域をつなぐ講演会」を開催いたします。

全国の食の現場で活躍するフードデザイナーの中山晴奈さんをお招きし、各地の事例についてうかがいながら、町の中を、あるいは町の中と外をつなぐ、浦河らしい「食」を通じたコミュニティについて考えていきます。みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

日時|2013年1月21日(月)19:00〜21:00
会場|浦河町立総合文化会館 ミニシアター(浦河町大通3丁目52番地
※参加無料、申込不要です。



◎中山晴奈(フードデザイナー)
1980年千葉県生まれ。筑波大学、東京藝術大学大学院先端芸術表現を専攻し修了後は会社勤務と並行して食のデザインで週末起業をする。
2008年よりNEXT KITCHENの活動を開始、美術館や博物館で食を使ったコミュニケーションデザインや出張料理、ワークショップなどを行う。調理師専門学校や美術大学の講師も務める。慶應義塾大学SFC研究所上席研究員(訪問)として、地域と食のプロジェクトにも参加。2012年よりNPOフードデザイナーズネットワーク理事。





※終了後に別会場にて交流会(会費1500円)を開催します

主催|うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
問い合わせ|TEL 0146-22-5123(協議会事務局:株式会社マルセイ)Email urakawa.tsunagu@gmail.com

2013年1月9日水曜日

第1回 地域デザインカフェ

 第1回の 『地域デザインカフェ』 が昨夜、文化会館の団体活動室で開催されました。担当した村下知宏くんから、鳥取県智頭町(ちずちょう)の山の中の完全予約制の山菜料理店や集落まるごとNPOの取り組みなど、魅力的な取り組みの数々を紹介してもらいました。

参加者の方々の中からも自然に質問や感想の声が出て、一緒に作り上げるライブ感も感じて楽しかったですよ~。
村下さんの話に聞きいる参加者のみなさん
ゆるやかながらもけっこうディープなカフェで、あっという間に過ぎた2時間でしたが、興味深かっただけでなくとても楽しかったです。さて、次回はどんな事例を聞かせてもらえるでしょうか。村下くん、次回も楽しみにしています!

 次回の 『地域デザインカフェ』 は、2月6日(水)、浦河町総合文化会館2階、団体会活動室にて7時からの開催です。お運びください^^ 
(小山祥子)

2013年1月7日月曜日

地域デザインカフェを開催いたします!

少し遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます!
協議会事務局の村下です。久々の浦河での年越しでした。
本年もうらかわ「食」で地域をつなぐ協議会をよろしくお願いいたします。


今年から「地域デザインカフェ」と名付けたイベントを月1回開催してゆきます。

大学卒業後から色々な地域で頑張っている人と出会う機会に恵まれた私。
私が出会った山陰や中国地方、関東といった「ヨソの面白い取り組み」を浦河の皆さんと共有したいと思います。

「"まちづくり"と言われてもよくわからないし・・・。」「勉強会みたいなのはちょっと苦手」
といった方も、旅行記を聞くような軽い気持ちで是非ご参加いただければと思います!

直前となりましたが、第一回目は1月9日に開催します!


■日時・場所
日時  平成25年1月9日(水)19:00~20:30
会場  浦河町総合文化会館 団体活動室
参加費 無料

第一回テーマ鳥取県智頭町のローカル線














第一回は鳥取県智頭町!
山の中の完全予約制の山菜料理店、集落まるごとNPOの取り組みなど、
魅力的な取り組みの数々をご紹介したいと思います。

ご参加いただける方は以下のメールアドレスからご連絡をお願いいたします。
urakawa.tsunagu@gmail.com


第2回以降は下記の日程になります。
2/6(水) 19:00~20:30
3/6(水)  19:00~20:30


今回ご都合がつかない方も是非、次回以降の日程でご参加ください。
よろしくお願いいたします!

※内容等については変更の可能性がありますが、ご了承ください。

2013年1月6日日曜日

初競り取材

研修生の宮浦さんの今年の初仕事は、1月6日(日)の日高中央漁業組合の初競りの取材です。

赤い帽子は仲買人。緑の帽子は漁組職員。
競る魚の周りに集まって、声を出します。 
年末は11月から続いた時化が12月になってもなかなか収まらず、稼ぎ時にもかかわらず水揚げのない日が多く、関係者を落胆させていました。
さて、今年はどうでしょうか。
新年を迎え、初競りに集まった関係者の方々の熱気が伝わってくるようですね。

磯場屋さんも、競り人も、共に真剣。どうぞ今年も漁に恵まれますように!


研修生の応募を決めたことのひとつには、大好きな「つぶ貝」があったと話すだけあって、各新聞社の記者に混じっての市場の取材にもイキイキしていた宮浦さんです。


「食つな」では、今年も「食」を通じての新しいつながりを創造していきます。
ことしもどうぞよろしくお願いいたします。
(小山祥子)

2013年1月4日金曜日

2013年「食」をキーワードに始動開始!

新年あけましておめでとうございます。

この協議会を通じてどんなことができるだろう。どんな動きにつながるだろうと
ドキドキ、ワクワクしながらもあっという間に過ぎた昨年の3カ月。

この町に自由に活動することができる一人の研修生を迎えたことで、浦河の「食」にまつわる人々や場所を巡り、お話を聞かせていただくことや見るだけではなく、実際に食べることなどを通じて、どんどん新しいつながりが生まれています。

宮浦さんのこの笑顔がまた、
「つなぐ」ための魅力のひとつのようです。
「飛ばしすぎ?」という声さえも上がった、研修生・宮浦さんの活動からスタートした協議会活動も、あっという間に11月、12月の準備期間を終えました。残り3カ月を迎えて、「食つな」の活動もいよいよ本格始動に入ります。

準備を進めているのは、宮浦宜子さんのレポートによる 『食の手帖』 のサイトアップ。協議会主催で開催する「講演会(1月~3月まで毎月1回)」。そして、つながりが生まれてきた方々と一緒に、情報を共有する場のひとつとしての「カフェ」の開催などです。今後の協議会活動を、どうぞお楽しみに!
(小山祥子)

事務局にて、ある日のミーティング風景