2016年7月19日火曜日

【レポート】地域デザインカフェ vol.39 みんなで描こう、町の未来図!~総合計画ってなんだ?~

第39回地域デザインカフェは、『みんなで描こう、町の未来図!』と題して、町の総合計画について話す場として開催しました。

 総合計画とは、この先10年の自治体のすべての計画の基本となる計画のこと、いわばまちの将来像や指針を定める設計図です。今年度は、平成19年に策定された『第6次浦河町総合計画」の最終年度であり、同時に来年度から始まる10年間の新しい総合計画を策定する年です。
 今回は浦河町役場企画課から葛西主幹をお招きして、総合計画についての計画やこの10年間の総合計画期間の現状、浦河町の人口や産業の移り変わりなどについてお話をしていただきました。「人口が減っていても、漁業関係などは小売りの商売ほど大きな変化はないんだ…」。普段目にすることもない産業別の数字の移り変わりなどを知り、参加者からは驚きの声も質問も出ました。


 
 浦河町役場では次の総合計画を決めるに当たり、行政が一方的に決めるのではなく、町の杣ざまな人の意見を集めて作りたいと総合計画審議委員を公募。他にも、住民の意見を聞くための初めての試みとして、若者の目線やアイデアを反映させたいと『高校生会議』を開催。10名の定員のところに12名の応募があり、さらに学生たちが4名の友人を連れて参加。16名の浦高生が、10年後の浦川はどんな町になってほしいかを考えたそうです。

「まちづくりの計画は、役場や議員さんが決めるもの」とつい思いがちですが、これからの10年間、どのような町に住みたいか、どのような町で子供に育ってほしいか。高校生に負けず、私たち大人もそれぞれが考え、取り組まなければならないなぁと感じました。